昨日、驚いたことにベランダに野鳥のひなが迷い込んでいました。
洗濯物を取り込んでいて、ベランダの片隅に茶色い物体を見つけたときは我が目を疑いました。
やけに鳥の鳴き声のさる日だなあとは思っていたのですが、ヒナを探す親鳥の必死な鳴き声だったのでしょうか。
ヒナは微動だにしないので、まさか死んでしまったのかと心配しましたが、小さなつぶらな瞳をぱちくりしたので、まずは一安心。
しかし、この先をどうしたら良いのか分からず、慌ててネット検索をしてみたら、野鳥は巣立ちの頃、道端に落ちていたり休んだりすることがあるらしく、怪我をしていなければそのままにする様に書かれていました。近くに巣があれば、そっと戻すことも良いらしいのですが、如何せんベランダなもので、そのまま様子を見ることにしました。
とは言っても、だんだん日暮れて気温も下がってくるし、向かいの屋根にはガラスがとまっているし、親鳥らしき鳥の鳴き声も遠のいていくし、心穏やかでは要られませんでしたが。
かなり辺りが薄暗くなり、秋の虫の声が響き始める頃、ぴーぴーとベランダのヒナが鳴きました。
心細くなってきたのかとそっと覗いたらヒナの姿はなくなっていました。自力で飛び立ったようです。
今後ヒナにどのような運命が待っているのか。明るい未来であることを心から望む夕暮れでした。
本日の一歩
自然の摂理に従う大切さ